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| 灰色の空から氷雨が降る。 震えながらそれでも 懸命に咲く そっと 見過ごされてしまいそうに小さな菫が 愛しい 踏みつぶされてしまわぬよう 実を結び、時が来て地に帰るまで。 |
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| まぁるいその姿に 想い出したのは 可能な限り背中を丸めて寝入るpierの背 柔らかな命の匂いがした。 |
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| 霧踊るそこは 凍り付く湖 届かなくて 吸い込まれそうで ただ立ちつくす 麻績村を経て聖湖の夜明 |
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| 時間は必ず過ぎて行く。永久に閉ざされているのでなく、眠っているように 思えても 必ず時は巡り緑は芽吹き 凍える冷気も和らいでいく。きっと。 |
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| 風の音を聞いた。 霧の音も。 雪の音も。 |
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| 先週末、神奈川 三浦半島先端では穏やかに菜の花咲き誇り、蜂たちの羽音 に包まれていた。木々はまだ装っていなくても明らかに春の匂いがそこにあった あの場所から約、330キロ。木曾は雪に包まれていて。 見つからないあの場所を探して地蔵峠への道からスキー場まで、走り、歩いた。 ふと見上げた山頂は白く煙り、春はまだ先と教えてくれる。 下るより早く雪が舞い始める。開田の道のパーキングで暫く雪を見ていた。 誰もいない。 この静けさが今の自分にはとても貴重で大切で。 探し続けたあの場所への入り口ではないかと思えた道は、深く雪に閉ざされ、 バリケードで封鎖されている。違うのかも、知れないが。。 轍ももちろんない、踏み荒らされていない真っ新な雪だけが その先へと続いて いた。 |
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| 滴に写る逆象の木立。いくつもの滴にそれぞれに写る真実。或いは そうでない もの。自分が拘っているものは取るに足りない些細な事なのか、頭では充分過 ぎるくらい解っているそれに 気持ちがまだ追いついてはいかない。 充分に呼吸できること 生きていると実感できること 潰れてしまわないこと そうして出来ればいつも笑っていられること その上でなら苦労も出来るだろうこと。 消去法でひとつひとつ マイナスの要素を消していって、最後に残るのは 邪魔なプライドだけだったりする。動いてみないと何も始まらない。 まだ一度も歩いた事のない道へ向かって。 |
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| ボタン雪の 結晶が舞い降りては次々と消えていく ひとつ溶けていく度、いらないものも少しずつ一緒に溶けて流れていく そんな気がした。幾つもたくさんの荷物を背負い込み過ぎているのかもしれない 少し服が緩くなってきているのに気付いたので、トマトのカレーを作ってみた。 ホールトマトをベースにチキンとヤマブシタケを。ヤマブシタケは意図して買って きた訳ではなかったのだがなんだか合わなかった・・ライスなし、カレーのみ バナナを少しとペリエ。ひたすら酸っぱいカレー。なのでしつこくはなかったのに やはり食べると少し気持ちが悪い。体力が落ちているのを感じる。逆に思い切り たくさん歩いてみると刺激されて良いのかなどと逆の発想をしてみる。 夜のピアの散歩は禁止にしたのでとなると早朝と休日しかない。 雪の日は無理。。春が待ち遠しい。 |
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| 大切な人へ。傷つけてしまった人へ言えなかった言葉といっしょに 贈りたい。 いらないものなど やっぱりない。出会えてよかった。 |
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| 山の下は海。微かな潮を含んだ風は、観測所の塔に当たり、 桜を、花たちを包む。 空の青、塔の白、桜の薄桃、枝の薄緑、枝の色、全てが優しい。 |
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| 久々に茶屋でお抹茶を頂く。作法はなくて(笑) 土の色の器の中の、とろんとした一服の液体は 喉を通り体を少し稟とさせて くれた。 引越でもちゃんと持ってきていた茶筅は、そういえばまだしまわれた ままだ。いつか落ち着き答えを見つけた時に、出してみようと。 |
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| 群れでいるところからたまに 少し離れた自分がいる けれど一人では決して生きていけないのはちゃんと、知っている。 |
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| 完璧な白というのは存在しないというのを いつか聞いた記憶がある。 純粋な白は太陽に負けてしまうから、と。 鳥でも他の動物でも白い子は 少しだけ弱い。例えば目の赤い子は大概、 視力を落としやすい。白化したものは目の色素も失われ目が赤い事が多い。 けれどただ、この白に溶けていきそうだった。理屈じゃなくて ただ感じた。 虚無では決してなく。 |
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| 陽が降り注ぐ一面の花のあいだを、蜂たちの羽音が響く。力強く。 生きている。何もかも。ずっと見ていた。動き出さなければ。自分も。 |
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| 優しい いろ。 出会えてよかった。 |
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| 欠けてしまった肌を晒しても生きている。そっと掌をあてる。 |
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| 横須賀 大楠山。 ちょっぴり疲れていた時、思いがけず友人が誘ってくれた。 ずっと気になっていて行く事も叶わなかった菜の花畑だった。 彼女の可愛い愛車で 山道をゴトゴトと、揺れながら。 この先?どこ?あるのかなぁ・・無ければないで その時だ! 笑いながら 揺れながら。 この一時が楽しいのだからいいよね、と。 日溜まりのような人だ。 いつも元気をくれる。菜の花畑の色のように。 静かな山頂の畑は ほぼ二人占め。 ハイカーの往年の青年が歩く脇を、 車で通ってしまうので 申し訳なく、頭を下げる。 こんにちは、そう声をかける。 片手を高く挙げて優しい笑顔で応えてくれる。 そんな何気ないふれあいが とてもとても暖かい。嬉しい。 |
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| 落ちきれずに ただ一枚、残った木の葉 いつか地に帰るそれを助けるのは 鳥か 風か 誰の為に 何の為に 繰り返し生きていくのか 答えは幾通りもあるのだろうし ないのかもしれない。 そして幹に枝に、もうすぐ芽吹く新しい命がもう 控えている。その時を待って。 |
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| 波が牙を剥く 全てを飲み込むように 冬を越え 育てた命を流してゆく。 けれど 空の上は晴れ 雲っていても 雨が降っていても雪でも 嵐でも そう、教えてくれたひとがいる。だからどんなに苦しくても。 泣く時があっても 次には 心は晴れ。 きっと。 この風が止めばきっと 海からの贈り物をみな、思い思いに受け取るのだろう |
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