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ケマンソウ(Dicentra spectabilis)・コマクサ科  小さなウサギの頭に見え

遠い昔、幼い子に柔らかなタオル地で小さなウサギのヌイグルミを作った事を

想い出した。柔らかな優しい想い出。
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ミネマル  ご近所の子 たくさんの愛情に包まれている事が解る。

表情の豊かな子だ。 
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代かきが終わり水が入った田に 今、植えられたばかりの稲。

強く育て 負ける事なく。我が心にもそう呟く。身はなかなか言うことを聞いては

くれないけれど。
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5月 東部湯の丸高原       cafeの店先のチューリップ達

青い空に雲が二層に流れていた。
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予測もせぬ急な体調の不良に 撮る事もままならず、早々に引き上げた。

今年最初で最後になるだろうチューリップの画は 軋む身のように強い風に

揺れて震えているような・・・。
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北信、東御市を目指す途中、安曇からのアルプスは 流れる雲に包まれて。
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朝靄の間から この日初めての生まれたての朝陽が射す。

いくつもの水鏡に黄金色の光が映り込む。  千曲高原 
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長く厳しかった冬を部屋の中でか細く生き抜いた。待ち焦がれていた

ナスタチウムの花。土のないこの部屋の窓辺で、プランターから溢れんばかりに

咲いている。日の光を浴び 風に揺れる薄い花びら。

ただ穏やかに 時がそこにある。
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命が動き出す。  光と色に満ちて。 
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小さなハンギングバスケットの中で コバルトブルーの花が揺れる。雪の季節を

越し、再び巡ってきた春を 噛みしめる。この地に暮らし、ちょうど一年が過ぎた
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5月3日の高ボッチ  空は澄み渡り 前夜の雷雨が嘘のように晴れ渡る空。

これだけ空も山も澄み くっきりと姿を現す事はそう多くはない。

町並は濃い霞の下だ。

広角を持ってきておらず 残念だったけれども、この朝の光景は目に、記憶に

しっかりと焼き付いている。
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時季外れの前日の雪、その翌朝の霜に 木々は凍り付き 朝陽にキラキラと

光っていた。高い梢から風花のように 雪と滴が舞い落ちる。言葉もなく、ただ

見つめていた。この地で過ごしてきた一年。心は空っぽになり そして満たされ

ていた。
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久し振りに 仕事明けの早朝、中山の○島宅を訪ねた。花が咲いていたら撮ら

せて下さい。その一言に朝早い○島さんは快くお返事を下さった。

家から車で僅か5分の山の上。 寒い冬であったために、凍害でラベンダー等

ダメになってしまったものもいくつかあると話を聞きながら 畑を見回すと

○島さんがそっと話し出した。

実はね、是非見せてあげたいものがある。・・・内緒なんだけどね 

どうしても見せてあげたい。裏山を少し歩くけど大丈夫?

痛みも忘れて即答してしまった。

あいにくの曇天で、花は開いていなかったけれど 細い川沿いを丸太橋を

渡ったり川に落ちないよう 暫く歩くと土手に小さな群落を作っているこの花と

出会った。辿り着くまでの僅かの間、○島さんは それはもう申し訳ないくらい

私の足を気遣い、落ちてしまったらどうしようとか やっぱり危ないかなとか

だいじょう?(大丈夫?という長野の方言)を連発していた(笑)

私は転んだりすれば○島さんがそれは気にするだろうからと より慎重に歩く。

陽を待ち、まだ眠っているイチゲの 妖精のような佇まいに私は参ってしまい

静かなその場所で這い蹲り、レンズを向けた。

帰路、どうしても心配だという○島さんは 山の反対側から車をもってくるからと

歩いて戻れるという私を制し、そこでゆっくり撮っていてと さっさと行ってしまい

その心遣いに甘えて 一人この花と過ごした。

熊ってもう目覚めているのかな? ちょっぴりそんなことを思いながら。。

誰も入らない静かな山の中。静かな早朝に私はとっても素敵な贈り物をもらった

気がして感謝した。誰にも踏み荒らされることのないよう。そう祈りながら。
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○島さんが 山の反対側から車を持ってきてくれ、乗り込むと 

もう1軒行こうと仰る。?と思う私にニッコリ笑って 知り合いだというお宅へ

連れていって下さった。 おなじく中山地区の山の中にあるとある古民家だ。

一部お寺のような造りのそのお宅では民話の語りや織物、陶器造り等を通して

この地で交流を図っておられる。ご主人は留守であったが、庭先で洗濯物を

干していられるお婆さまが満面の笑みで迎えて下さる。

挨拶をして庭先を歩かせて頂く。その片隅にカタクリや福寿草が咲いていた。

山のもう少し上には登り窯もあるそうで、楽しみが増えた。

いつかまたお邪魔させて頂く事を約束して 失礼した。

素敵な出会いと空間をくれた○島さんに 心から感謝した。

この次会えるのはいつになるだろうかと思いながら、一服のお茶を頂き

○島宅を後にした。疲れも忘れた朝だった。
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まだ開ききっていないカタクリ。傍らの花は恐らくヒメギフチョウの幼虫が食べた

であろうように レース模様になっていた。肝心の蝶には会えなかったけれど。
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みどり湖の水芭蕉公園。生憎 先客がおり、邪魔する事もできずこの場所から

帰って眠らないといけない時間に制約がある私は ちょっぴり後ろ髪を引かれつ

つも 花と別れを告げた。


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